MySQLデータベースをアップグレードする手順(さくらのレンタルサーバー編)

WordPressには、サイトヘルスチェックという機能があります。WordPress のセキュリティ状態やパフォーマンス状態をチェックしてくれるというものです。サイトヘルスステータスという形で表示されます。

そのサイトヘルスステータスに、以下のように「古いデータベースサーバー」と表示されることがあります。

サイトヘルスステータス

これはWordPressサイトが使用しているデータベース「MySQL」のバージョンが古い場合に表示されます。

さくらのレンタルサーバでは、2024年9月19日から「MySQL 8.0」が提供されるようになりました。

MySQLの旧バージョンは開発元のサポートが終了していることから、さくらのレンタルサーバは、「MySQL 8.0」への移行を推奨しています。

「データベースアップグレード機能」を利用してMySQLデータベースをアップグレードする手順

さくらのレンタルサーバでは、「データベースアップグレード機能」を利用することにより「MySQL8.0」に移行することが安全にできます。

「データベースアップグレード機能」が対象としているデータベースは、「MySQL5.7」「MySQL5.5」「MySQL5.1」とされています。

以下では、「データベースアップグレード機能」を利用して「MySQL8.0」に移行する手順を解説します。

ここでの説明では、以下を前提条件としています。

  1. 「MySQL5.7」から「MySQL8.0」へのアップグレード
  2. データベース名は変更しない
  3. 対象のウェブアプリケーションはWordPressのみ

これら以外の条件は、さくらインターネットのサポートページをご覧ください。

画面の表示は、環境により異なります。

データベースのコピー

旧バージョンのMySQLのデータを新バージョンのデータベース「MySQL8.0」にコピーします。

データベースのコピー
  • Step1
    サーバーコントロールパネルログイン

    「サーバーコントロールパネル」にログインします

  • Step2
    [データベース]ボタンをクリックします。
  • Step3
    [データベースアップグレード機能]の[アップグレード設定]をクリックします。
  • Step4
    『データベースのアップグレード』をクリックします。
  • Step5
    [作業開始日時の設定]を選択し、『予約する』をクリックします。
  • Step6
    予約完了

    以下のような画面が表示されたら、予約は完了です

  • Step7
    データベースのコピー

    予約時間にデータベースのコピーが実施されます

  • Step8
    コピー完了

    コピーが完了したら、完了メールが送られてきます

WordPressの設定を変更

データベースのコピーが完了したら、WordPressの設定ファイルを変更します。これをすることにより、WordPressを「MySQL8.0」のデータベースに紐づけます。

WordPressの設定変更の準備
  • Step1
    サーバーコントロールパネルログイン

    「サーバーコントロールパネル」にログインします

  • Step2
    データベースの確認

    「サーバーコントロールパネル」で[データベース]ボタンをクリックします。

  • Step3
    データベース名の確認

    アップグレード後のデータベースのサーバー名を控えておきます。

    アップグレード後のデータベースサーバー
  • Step4
    インストール先の確認

    [Webサイト/データ]から『インストール済み一覧』をクリックします。

    インストール済み一覧

    インストール済みパッケージ一覧から、WordPressの「インストール先パス」を控えます。

設定ファイルを変更します。以下では、ファイルマネージャーから設定ファイルを変更します。ファイルマネージャーではなく、FTPなど他の方法を利用しても構いません。慣れた方法で大丈夫です。

WordPress設定ファイルの変更
  • Step1
    ファイルマネージャー

    「サーバーコントロールパネル」で[ファイルマネージャー]ボタンをクリックします。

  • Step2
    「WordPressのインストール先」を選択

    ファイルマネージャーで「WordPressのインストール先」ディレクトリを選択します。

    「WordPressのインストール先」は、上で調べたインストール済みパッケージ一の「インストール先パス」です。

  • Step3
    設定ファイルのバックアップ

    設定ファイルを誤って削除してしまったなどの万一に備えて、設定ファイルをPCにバックアップしておきます。

    「wp-config.php」を右クリックし、『ダウンロード』をクリックします。

    設定ファイルのダウンロード

    『ダウンロード』ダイアログボックスで[開始]ボタンをクリックします。

    ダウンロード開始
  • Step4
    設定ファイルの編集

    「wp-config.php」を右クリックし、『編集』をクリックします。

    「wp-config.php」を開いたら、以下の記述を探します。

    /** MySQL のホスト名 */
    define(‘DB_HOST’, ‘mysqlxx.アカウント名.sakura.ne.jp’);

    上で調べた「アップグレード後のデータベースのサーバー名」に書き換えます。

    /** MySQL のホスト名 */
    define(‘DB_HOST’, ‘mysql80.アカウント名.sakura.ne.jp’);
  • Step5
    設定ファイルの保存

    書き換えたら、画面右下の『保存』をクリックします。

    設定ファイル保存